応用化学科セミナー
応用化学コース/化学・生命科学コースでは学内外の研究者による最先端の研究成果に関する講演会を定期的に開催しており、実施回数は300回に達しようとしています。詳細はこちらをご覧下さい。
講演会
「カルコゲンを組み込んだπ共役系分子の合成と特性」
講 師:上田 将史 先生(北里大学理学部化学科)
主 催:愛媛大学工業会
日 時:2023年1月27日(金)13:50~14:50
場 所:南加記念ホール
(担当:白旗)
以下は終了した事業です
夢・化学21 化学への招待 in 愛媛/オープンキャンパス
2022愛媛大学オープンキャンパスにあわせて化学体験実験「夢・化学21 化学への招待 in 愛媛」を、久しぶりに対面で開催します。実験を通して化学を体験できるだけでなく、大学で行われている研究や大学生活に触れてみる絶好のチャンスです。お申込はこちら↗。たくさんの高校生のご参加をありがとうございました!
主 催:日本化学会中国四国支部/愛媛大学工学部・理学部
日 時:8月9日(火)<理学部会場>10日(水)<工学部会場>
お申込:愛媛大学オープンキャンパスのページ↗からお申し込み下さい。
化学・生命科学コースで実施する実験テーマ <参考>2022年度実施分テキスト
- 藍染めにチャレンジ:この実験では、ブルージーンズの染料である「インジゴ」と言う化合物を使って「藍染め」をします。白い布のあちこちを糸でくくって絞り染めにチャレンジ!!結び方が模様の決め手。どんな模様ができるでしょうか?
- 3相にわかれる不思議な液体からゲルスポンジを作ろう:一般的な製法で作られるゲルは、マイクロメートルオーダーくらいの大きさの三次元網目構造を持っています。ただ、今までと同じものを作っても面白くないので、今回は、網目構造のサイズが一桁小さい、ナノメートルオーダーの三次元網目状ゲル、つまり“ナノゲル”を皆さんと一緒に作ってみたいとおもいます。
- 水を吸収する不思議な高分子:紙おむつなどの原料として用いられている吸水性高分子を、化学反応を行って自分で合成してみます。そして、吸水性高分子が実際に水を吸う様子を観察します。吸水性高分子が大量の水を吸収できる原理について学びましょう。
- エレクトロクロミック表示素子を作ってみよう:エレクトロクロミック材料は、乾電池などをつなぐことで色が変化する材料です。この材料の一種である酸化タングステンを溶液の状態から透明なガラス板の上に析出させて、実際に色が変化するかどうかを確かめます。
- タンパク質を分けてみよう:動物や植物その他の生き物のからだの中では,数千から数万種類のタンパク質が,それぞれ,役割を持ってはたらいています。鶏の卵白に,どんなタンパク質が含まれているのか,調べてみましょう。
- 光により色の変わる化合物:光によって物質の色が変化する現象を「フォトクロミズム」といいます。この実験ではフォトクロミック分子で作ったインクを使って、光をあてると一瞬で浮かび上がったり、消えたりする絵(スパイの手紙)を描いて、その反応について学びましょう。
- ゲノムDNAを抽出してみよう:遺伝子は、私たちの体を構成するタンパク質の設計図(情報)です。遺伝情報は、細胞の中にあるゲノムDNAという生体高分子の中に格納されています。ゲノムDNAは、細胞よりも小さいので、私たちが日常生活で目にする機会はありません。そこで、本実験では、ゲノムDNAの化学的性質を利用し、細胞からゲノムDNAを抽出してみることで、ゲノムDNAの存在を実感してみましょう。
(担当:山浦)
おもしろワクワク化学の世界2022愛媛化学展
おもしろワクワク化学の世界2022愛媛化学展は化学を中心とした、主に小学生高学年以上を対象としたサイエンスの体験実験イベントです。日本化学会中国四国支部が主催し、中国四国地区内を巡回しており、愛媛では7年ぶりの開催となりました。工学部と理学部だけでなく、高校や企業からの出展もあり、1000人を超える参加者に楽しんでいただくことができました。
主催:日本化学会中国四国支部
会場:松山市総合コミュニティセンター企画展示ホール
会期:2022年8月11日(木・祝)12日(金)
(担当:林)
セミナー
「不飽和結合への電子注入に基づく高度官能基化法の創出」
講 師:依光 英樹 先生(京都大学・教授)
日 時:2022年8月26日(金)14時から
会 場:共通講義棟C EL44講義室
(担当:吉村)
セミナー
「細胞内輸送の不易流行~古くて新しいエンドサイトーシスの仕組み~」
講 師:上田 貴志 先生(基礎生物学研究所・教授)
要 旨:
膜交通(メンブレントラフィック)は、原始真核生物から動物や植物を含む現存の生物に至る全ての真核生物に保存された、普遍的な細胞機能である。一方で、真核生物は進化の過程で多様性に満ちた体制や生命現象を獲得している。この各系統に特有の生命現象においても、膜交通はオルガネラレベルから個体レベルに至る様々な階層において重要な役割を担っている。本セミナーでは、細胞の外から中に物質を取り込むエンドサイトーシスの分子機構に特に注目し、植物独自の膜交通システムが、どのような分子機構により出来上がってきたのかを考えたい。
日 時:2022年9月9日(金)14時から
会 場:共通講義棟C EL16講義室
(担当:野澤)