2009年 5月 Proc. Natl. Acad. Sci. USA にTrmFOの論文が出ました。
東京大学・医科学研究所との共同研究です。
TrmFOの酵素活性測定システムを開発、西増先生のX-線結晶構造解析の結果をもとに、
変異酵素を作成し、その触媒メカニズムを推定しました。
2009年 6月 J. Biol. Chem.にAquifex aeolicus Trm1の論文が受理されました。
東京大学、岐阜大学、理化学研究所との共同研究です。
粟井さんが、4年の歳月をかけた乾坤一擲の大長編です。
私にとっても、思い出に残る作品になりました。
私のベスト10に数えたい論文です。(堀)
2009年10月、Nucleic Acids Res.にThermus thermophilusのtrmB遺伝子破壊株の論文が受理されました。
岐阜大学、京都大学との共同研究です。
冨川さんがtRNAのm7G46修飾の意義を探った、これまた大長編です。
当研究室では珍しい生きた細胞を使った実験で、今までにない境地を開拓しました。
意外かもしれませんが、当研究室初のNucleic Acids Res.への論文掲載です。
2010年1月、J. Biol. Chem.にTrmHのtRNAメチル化サイト(G18)認識に関する論文が受理されました。
岡崎・分子研との共同研究です。
この論文の原型ができたのが2007年5月、実際に投稿してから受理されるまで、実に4回のリバイズと
いくつもの追加実験を経て、完成しました。
越智さんが、4年間をかけた力作大長編です。
RNA分析の古典的技術と物理化学測定のコンビネーションが、これまでにない味になっています。