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Proc. Natl. Acad. Sci. USA (2009年 5月)

東京大学のグループが、解析したTrmFOの
X-線結晶構造。FAD結合ドメイン(青)に、挿入
ドメイン(赤)が入っています。この二つのドメイン
の向きは、類似酵素のGidAと全く異なっています。

葉酸依存性RNAメチル化酵素 (TrmFO)の構造・機能解析の論文です。
東京大学・医科学研究所、濡木 理 教授、石谷 隆一郎 准教授、西増 弘志 助教との共同研究です。
当研究室からは、山下くん、岩下さん、平田先生、私(堀)が参加しました。

愛媛新聞(2009年 5月20日)の記事  ->
う〜ん、感染症の原因を解明したわけじゃないんですが....
新聞記者の方にわかりやすく説明するのは難しいです。
本当の意義は、新しい生化学反応を提案したことです。

我々が考案した二段階酵素活性測定法です。
メチレン・テトロヒドロ葉酸は不安定で、放射性標識した化合物は市販されていません。
そこで、!4C-セリンを初発にとり、14C-メチレン・テトラヒドロ葉酸を試験管内で合成し、
tRNAにメチル基を転移します。