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Reaction Organic Chemistry Laboratory,
Department of Appl. Chem., Ehime Univ.

研究内容research

3.イノシトールリン酸類の化学合成

アフィニティクロマトグラフィー用樹脂の開発と
  新しいタンパク質の発見


 生体内では酵素が特定の基質を選んで化学反応を起し生理現象が発現します。この特異性を利用して酵素を生成する方法がアフィニティクロマトグラフィーです。我々はIns(1,4,5)P3を樹脂に固定し、それを認識して活性を示す酵素を探り当て、精製する目的で下に示すような樹脂を造りました。これを用いることで、Ins(1,4,5)P3を認識する蛋白質=酵素を精製出来ることを明らかにしました。さらに、ラットの脳のサイドゾールという固体成分をこの樹脂中を流すことにより、新しいIns(1,4,5)P3認識蛋白質を見つけだすことに成功しました。これは、我々が共同研究を行っている九州大学歯学部の平田雅人先生達のグループが行ったものです。この樹脂は他にも全世界の多くの研究者が利用している優れたものです。







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