Thermophilus 2011
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イエローストーンの昆虫
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はっきり言って、9月半ばのイエローストーンは、寒すぎてシーズンオフな感じです。
また、植物相もロッジポールマツの一点張りのため、あまり多様な虫がいる気配がありません。

よくぞいてくれましたという感じのヒメシラフヒゲナガカミキリの仲間
日本産ヒメシラフヒゲナガカミキリは北海道の高標高地のみに生息しており、分布は旧北区と
なっています。近縁種だと思いますが、日本産にみられるほど微毛が発達していません。
これだけのマツの衰弱木、部分枯れ、立ち枯れ、倒木があって、何も見つからないのは、
さびしいと思っていたら、マンモス・ホットスプリングスそばの標高1900m地点で発見。
発生最晩期らしく、よれよれの生存状態でした。
公園内は採集禁止なので、もちろん、写真を撮ってリリース

立ち枯れしたマツには、キクイムシの羽脱孔がびっしり

公園内のあちこちで、キクイムシによる立ち枯れが見られます。
2000年以降、大発生しているとのことですが、圧倒的な本数のマツがあり、
山火事跡に比べれば、小規模に見えます。