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J. Biol. Chem. (20100107, Ochi et al.)
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岡崎・分子科学研究所・桑島研のStopped Flow装置

TrmHのtRNA結合とメチル化部位分析のまとめの図
メチル化部位の決定には、First Bindingの過程と
その後のInduced Fitの過程が必要である、という
ある意味、当たり前のことを、きちんと証明しようとすると
とても大変でした。
最初のアイデアから、論文になるまで、20年以上、かかりました。
また、越智さんが、4年間、よく試行錯誤を重ねてくれました。
私にとっては、TrmH 9報目ですが、記念碑的作品です。

この論文で決定打となったStopped Flow蛍光分析の図
TrmHは、10msec以内にtRNAをつかまえて、その後、ゆっくりと
構造変化することがわかりました。

岡崎分子研の桑島先生、真壁先生にはお世話になりました。