[教室方針]

[モットー]
学問は楽しく 研究は厳しく

[真理]
真理を学ぶことはとても楽しいことです。生命は驚くべき真理に満ちています。けれども,それを見つけることは並大抵の事ではありません。真理はしばしば隠れているからです。

[実験]
真理を見い出すための私達のとる方法は実験です。たった1つのことをはっきりさせるにも,たくさんの実験が必要です。予想通りでも予想外でも,はっきりした結果がよいデータです。再現性も重要です。

[実験者として]
実験には緻密さが必要です。粘り強さや体力も必要です。世界のどこかの研究者と競争になることがあるからです。しかし何よりも大事なのは,真実を知りたいという強いモチベーションです。

[生化学実験]
生化学(せいかがく)は差化学(さーかがく)といわれるように,しばしば 絶対値より"差"が大事な化学です。これは対象が生命という複雑でファジーなものだからです。したがってどのような実験であれ,コントロールがとても大事です。

[研究は競争です]
研究は世界との競争です。(決して大げさに言っているのではないよ)
実験はつねに速やかに行うことを心がけて下さい。先のばしにしたり,うやむやにしてはいけません。指示を受けてから結果を出すまでの日数の短さがその人のやる気と私は考えています。

[サイエンスに必要なもの]
結局のところ........ 観察力とロジックです。 

[目標]
教室の目標は卒論や修論ではありません。論文を書いて世界に発表するのが目標です。
学会発表はその中間にあたると考えて下さい。

 

 

ーこの項おわりー