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研究テーマについて

最近は、
「なぜ、RNAはA, U, G, Cを塩基に選択したんだろうか?」
とか、
「タンパク質合成は、どうしてメチオニンから開始するのだろう?」
とか、
「タンパク質合成は、なぜGTPを使うのだろう。
すべてをATPでまかなったら、どんな不都合があるんだろう?」
みたいなことをよく考えます。
まあ、考えるのはタダですし、世の中で「常識」とされていることの裏に
隠された「必然」が潜んでいる可能性もあります。

ただし、私は現実主義者でもあるので、上記命題などは頭のすみにはありますが、
もう少し解決可能なテーマを研究室の学生さんには出しています。
研究は何かやってみて、わかったことがないと楽しくない。
適度に努力して、何かひとつがわかるぐらいが、達成感があって、みな幸せです。
これは、研究室を主宰する上での知恵でしょうか?
ただし、研究者のスタンスとしては、どうだかなぁと思います。

具体的な研究内容に関しては、研究のページをみてください。

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(文責:堀 弘幸)

実のところ、私は生命現象には何でも興味があります。
たとえば、
「ミツバチのダンスは、最低いくつの遺伝子があれば、説明できるだろうか?」
とか、
「鳥の刷り込みに関する遺伝子が、爬虫類にもあったとして、
その遺伝子は爬虫類では、どんな機能をもっているだろうか?」
とか、
ぼーっと考えているのが好きです。