Thermophilus 2011
イエローストーンの植生 ロッジポール松
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イエローストーン国立公園西部の植生は、ロッジポールマツを中心に回っています。
ロッジポールマツの割合は、文献には約80%と記載されていますが、標高2000m以上は、ほとんどすべてロッジポールマツでおおわれている印象です。
ロッジポールマツは、二通りの松かさを作り、一つのタイプは森林火災など、温度が80度以上に上昇した時に松やにが溶けて発芽し、火災を待って何十年も待機するそうです。

松同士が、共食いしているような森の光景を説明します。

これが松かさ
やにでべったりぬれています

翌年、一斉に芽吹きます。
日本の林業関係者が見たら、眉をしかめそうな
高密度で若木が生えています。

で、その空間に次世代の若木が侵入します。

弱った木が倒れ、
空間ができます。

山火事の跡。
公園内では毎年どこかで落雷などにより
山火事が自然発生しています。

焼け焦げた松の枝

間伐されることもなく、これだけの本数の松を維持する
だけの光も水もなく、ひょろひょろ伸びた衰弱木の森ができます。